腰痛
腰に何らかの痛みや症状を抱える、いわゆる『腰痛もち』は日本全国で約2800万人がいると推定され、日本人の約4人に一人が該当することから、もはや国民病とさえ言われています。
腰痛は、症状、痛みの出方によって病名が異なり、とくに原因となる器質的病変が見当たらず、下肢痛などの神経症状を伴わない腰痛を『腰痛症』と呼んでいます。一般に『ぎっくり腰』と呼ばれる急性腰痛症と、痛みが強くなったり軽くなったりを繰り返す慢性腰痛症があります。
腰の役割
腰痛は人類が2本の足で立って以来の宿命的な症状といえます。基本的に人間以外の動物は4本足で歩行するため、体重は4点に分散されています。ところが人間は二本足で歩き出すようになったため、背骨に垂直方向の荷重がかかり、常にそれを支え続ける腰の骨や筋肉には負担がかかりやすい構造となっています。
この2本足構造は、重心バランスなどをコントロールするうえで複雑な動きをするため、無理な姿勢や体に負担の掛かる体勢を続けることで、歪みを生じやすく不調の原因になりやすいのです。
特に、腰は体の要と言われ、次のような重要な役割を担っています。
腰の役割
- 体躯の支持脊椎が上半身の重さを支え、骨盤を介して両足に伝えます。
- 運動の中心前後左右の動きなど、脊椎全体としてかなりの運動機能があります。
- 脊髄という神経の束を保護脊椎には脊髄という神経の束が入っていて、抹消神経として体全体に伸びて運動や知覚を伝達しています。
なぜ、腰が痛くなるのか?
S字カーブの歪み
正常な脊椎は、真っ直ぐではなくS字にカープしており、それによって体の運動機能を支えています。
このS字カーブが歪むと、本人も気づかないうちに、本来の正しい姿勢を保ったり、体を動かしたりすることに支障をきたし始めます。そのまま放っておくと、様々な部位にまで負荷がかかり、やがて障害を引き起こすと考えられます。
S字カーブが歪む原因としては、姿勢の悪さや不適切な日常の生活動作習慣などがあります。
脊椎の自然なS字カーブを常に保つことが根本的治療法であり、また予防法でもあります。
「骨格・筋肉・血行障害」による腰痛
姿勢の悪さや生活動作習慣、または老化などの要因により、骨格や筋肉などに障害を発生させ『腰痛症』を引き起します。
《骨格障害による腰痛》
骨や椎間板の変形などの異常。
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変形変形性脊椎症
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腰椎分離症状
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椎間板ヘルニア
など。
《筋肉障害による腰痛》
悪い姿勢や動作などによる筋肉への負担からくる筋肉疲労。
レントゲンでも異常の認められない腰痛症など。
《血行障害による腰痛》
腰回りの血行循環が悪いことからくる腰痛。
悪い姿勢などによる筋肉の緊張、きつい下着、肥満による
血管の圧迫などにより引き起こされる症状。
《その他突発的な要因による腰痛》
重いものを持とうとしたり、急に立ち上がろうとしたときなどに
突発的に起こる激痛を伴う腰痛。
硬くなった筋肉の筋肉繊維の断裂や、腰の骨の関節や靭帯の捻挫。
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ぎっくり腰
腰痛でお悩みの方は、お気軽にご相談ください
当院では、こうした腰痛症であると思われる患者さまへ、痛みを緩和するための施術および痛み再発させない体づくりのためのアドバイスとサポートを行っています。
突発的な腰痛や、慢性的な腰痛でお悩みの方はご相談ください。
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